9月12日(土)、2020年度第2回研究会がオンラインで開催されました。(参加者106名)

教育ジャーナリストの品川裕香先生をお迎えして「怠けてなんかない! 読む・書く・記憶するのが苦手な子どもたちが英語を学ぶとき」をテーマに、講義と質疑応答が行われました。

講義では、子どもを指導する前に知っておくべき3つのこととして、「システム論的アプローチ」「学習の科学的仕組み」「発達特性、認知特性」を挙げられ、そのひとつひとつについて、長年ディスレクシア児者を指導してこられた先生の経験に基づき理論的背景をわかりやすく解説していただきました。個々の子供の発達特性を踏まえて適切な指導を行うことの大切さ、そのために今日からできることについても教えていただき、これらは、これからの私たちの指針になることと思います。

その後の質疑応答ではたくさんの質問がだされ、時間を大幅に延長して熱心に答えてくださる姿にも先生の情熱を感じました。

 

最後に品川先生が下さった皆様へのメッセージです。

「ディスレクシアの子供は読み書きがしんどいのだから英語はやらなくてもいいよとは決して思わないでください。子供たちは分かるようになりたいのです。わかることはどの子にとっても喜びです。彼らにとっての適切な学習につながるように指導してあげてください。」