【参加申し込みを開始しました!】
参加申し込み期間:2024年 9月7日(土)~10月31日(木)23:55

第5回全国大会
大会テーマ「学び方を学ぶ、ともに学ぶ」
日 時 :2024年11月10日(日)10:00~15:45(その後、対面茶話会)
開催方法:対面とオンラインのハイブリッド
対面会場:
武庫川女子大学 中央キャンパス学校教育館
    (阪神なんば線 鳴尾・武庫川女子大前より徒歩3分)

会員会員専用ページhttps://audell.shikuminet.jp/events/)、
非会員
Peatixhttps://audell20241110.peatix.comよりお申し込みください。

 

基調講演
「多様な学びを支える英語教育ー子どものメタ認知を育む学習へのアプローチー」
川合紀宗(広島大学)

〇概要
支援を必要とする子どもの増加や英語学習内容の難化によって、学習に困難(性)を感じる子どもが増加し、個別最適な学びへの対応は喫緊の課題となっています。英語学習の躓きの一つには、英語音声の聞き取りや構音への困難が挙げられます。そもそも英語には、日本語にはない音も多数あり、音のつながりやストレスパタンも異なります。困難さの背景には、心理的要因や教育的要因も考えられます。具体的な支援方法としては多感覚の活用や、個別・ペア・グループ等の選択肢もあり、また動機づけとしてゲーム理論やプロジェクト学習等も活用することができます。

教育現場ではどのようなアプローチが望ましいのでしょうか? 本講演では、日本人の英語学習の躓きへの支援の在り方とともに、学習者のメタ認知を育む自律的学習へのアプローチについて、具体的な事例も含めご紹介したいと思います。

〇講師プロフィール
広島大学ダイバーシティ&インクルージョン推進機構教授。言語病理学博士。アメリカコロラド大学・ネブラスカ大学大学院で音声言語病理学・聴能学を研究しながら、現地病院・公立学校で言語病理士として構音障害者の支援・ケアを行う。現在、広島大学では、言語やコミュニケーションの困難、発達障害者への支援のあり方やインクルーシブ教育について、海外の研究者と共に研究を進めている。

 

シンポジウム
「学び方を学ぶ、ともに学ぶ自律的な学習者の育成を目指して―」
川合紀宗(広島大学)、村上加代子(武庫川女子大学)、森田琢也(大阪教育大学附属高等学校池田校舎)

〇概要
 本シンポジウムでは、基調講演「多様な学びを支える英語教育―子どものメタ認知を育む自律的学習へのアプローチ―」に対するオーディエンスからの質問やコメントに対し、川合先生を含むシンポジストの3人がそれぞれの視点から議論します。ユニバーサルデザインの視点を取り入れた音声指導、個別最適な学びの具体的方策や学習者のメタ認知を育む自律的学習へのアプローチなどについて、ともに学びを深めていきましょう。

ハイブリッド開催は午前中の基調講演・シンポジウムのみとなります。何卒ご了承ください。

午後のプログラムは、リアルタイムでは対面会場のみとなります。後日、自由研究発表の録画を参加者(オンライン・対面すべての参加者)の皆様に一定期間視聴していただく予定です。

*閉会後には茶話会も開催しますので、ぜひとも対面会場まで足をお運びください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

お問合わせ
AUDELL研究企画委員会audellresearch@gmail.com

 

自由研究発表者が決定しました!

  • 村上加代子(武庫川女子大学)
    「中学生における英語読み書き困難のパターンと特徴の解明
    -デコーディングと意味理解の視点から-」
  • 河合裕美(神田外語大学)
    「小学校3~6年生の文字知識・音-文字一致認識の横断的検証
    -個別最適な指導と評価に活用できるバッテリー開発のための予備調査-」
  • 銘苅実土(帝京大学)
    「小学校でのローマ字指導による中学の英単語学習困難への影響
    -表記種別ごとの分析を通じた縦断研究による検討-」
  • 豊田頌(新潟県立吉田特別支援学校)
    「中学校校内適応指導教室での音韻認識向上のための学習教材の効果
    -ジョリーフォニックス教材とScratchを用いた学習支援と個別最適な学び-」
  • 大野恵理(三重大学)・南部恵子(三重県立聾学校)
    「三位一体で取り組む聴覚障がい児童の英語の読み書き支援-3か月の支援を終えて-」
  • 吉田史人(北海道雨竜高等養護学校)
    「知的障害特別支援学校高等部における英語学習-Total Physical Response(TPR)を用いた学習教材の検討-」
  • 田中豊大(筑波技術大学)
    「聴覚障害学生への個別最適な英語教育の検討-学習歴とニーズの調査・分析を通して-」
  • 井上郁子(高知大学教職大学院)
    「英語学習に困難のある中学生への支援方法の研究-オプションを用いた長文読解-」
  • 三山寿紀(大阪商業大学)
    「ユニバーサルデザインに基づいた英文法解説アニメーション教材」